読書日記『52ヘルツのクジラたち』

やっぱり本屋大賞受賞作品はおもしろい。

昨年映画化された小説で、おすすめされたし、図書館大賞取ってるし…と安易な気持ちで読み始めた「52ヘルツのクジラたち」

 

物理で習った「ヘルツ」という単語とクジラで、何となく鳴き声なのかなとは思っていたが、比喩として使われているとは思っておらず、例えとしても分かりやすく、表現としてもなんだかとても素敵に思いました。

聞こえない声を上げて泣いている様がスっと頭に浮かんで、何度涙が流れたか分からないです😢

 

小説の初めの方から登場する「アンさん」。

最初の方は「誰なんだろう?まぁ重要な人物なんだろうな」と思っていたら、想像以上にキーパーソンでしたね。

アンさんに助け出されるシーンなんて、感動しすぎて電車を降りるか悩みました。(電子で購入しているので、電車とかの隙間時間で読んでたんですよね)

帰り道に読むんじゃなかった〜!!!って感じです😌

 

でも、正直アンさんの最後はしんどすぎて、涙は死ぬほど出てるけど、どう表現したらいいか分からない感情でした。

死んだきっかけとして、きなこはもちろんだと思うんですけど、1番しんどいのはお母さんが死んだ後も男性として生きたかったアンさんを病気だと思っていたことじゃないかと思います。

理解できないを通り越すと、もうどうにもならないんだなと痛感しました。

私がもしそうなら…と考えるだけで、誰も悪くないはずなのに…と思い、アンさんの悲しすぎる結末は心に刺さり続けています。

 

また、きなこの想像以上の家庭環境にも心苦しい部分が多かったです。

私の家庭なんて全然だな…と読みながら思いました。

(軽く私の家庭事情もお話すると、両親は熟年離婚しているのですが、長いこと父親にモラルハラスメントを受けてました。)

生クリームが嫌いになったきっかけなんて、可哀想すぎて私まで少し吐きそうになってました😞

 

そんな状況から助けてくれたアンさん。

それは確かに、恋愛感情なんて超えた特別な存在になるのもわかる気がします。

 

個人的には、終わり方がとてつもなく好きでした。

村中の恋慕も気になるところですが、やはりきなこと愛の2人の将来が1番気になるところです。

「2人で暮らう!」ってなったときはめちゃくちゃ泣きながら「でも、現実的じゃなさすぎる…」と第三者目線だったのですが、“2年”という準備期間があると聞いた途端、納得感と(わたしの)安心感が得られました。

余韻が残ってるからこそ、2人の将来についていろいろ想像出来て楽しいなと、二次創作して喜んでました。

自己生産できるオタクなのでね…😏





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