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読書日記『方舟』

フォロワーさんにおすすめされた本読みました!

ほーーーーーーーーーんとに余韻がやべえんだ。

今年に入ってから、本を読む習慣をつけたいと思い、フォロワーさんにおすすめを聞いて1番初めに教えてくれた本が『方舟』でした。

ページ数とか本の値段を見ずに買って、いきなり読む本が300ページを超えてて、

「果たして私は読み切れるのだろうか…」

と少し不安になったのですが、面白すぎて一気に読んでしまいました🫠

元々、二次創作の小説()を読むのが好きなので、スマホで読書するのにも慣れていたからかもしれませんが、それを込にしてもかなり面白かったと思います。

 

この小説は、地震が起こり地下から出られなくなった9人の中で殺人が起こり、その犯人を犠牲にすることで他の人は生き残ることが出来るといったミステリー小説です。

ミステリー小説も久しぶりに読んだので、伏線の散らばり方も新鮮に感じ、自分も謎について考えてしまうせいで、自分も地下に閉じ込められたような感覚に陥りました。

また、私は結構感情移入しちゃうタイプなので、主人公の考えやドキドキ感が伝わり、体験として読んでしまったように思います。

 

そして、この小説は最後の最後まで面白く、読み終えたあとのショックというか、喪失感というか…

本を読み始めた私の語彙力では形容しがたいのですが、なんとも言えぬ感情が渦巻きました。

誰かと語りたいのに、読んでいる友だちが見当たらなくて、教えてくれたフォロワーさんにDMするか悩んだレベルです(笑)

さすがに怖いかなと思い辞めました。

オタクの感想ほど、他人から押し付けられるのが怖いものはないと思うので🙃

 

 

ここからネタバレ注意⚠️

 

小説を読むとき、私は映像を頭に浮かべながら読むのが好きなのですが、この小説はイラストとかはないので自由に想像しながら読んでいました。

(地下施設の図面は出てきます)

殺人事件について、正直全然当てられなくて悔しかったです。

細かい謎だけでも自分で解きたかったのですが、ミステリー慣れしていなかった為か全く分かりませんでした。

ただ、翔太郎が賢いから、謎解きは翔太郎が進めていくのは分かるのですが、なにか翔太郎に違和感を覚えていたので、「この人に全てを託していいのだろうか…」という不安をずっと抱いていました。

ただ、この不安は私が安全な場所から第三者視点で見てるからこそ感じるもので、実際に地下シェルターの中に閉じ込められ、生きるか死ぬかも分からない、殺されるかもしれないというギリギリの精神状態だったらこの不安感よりも、誰かに縋りたい心の方が大きくなるのだろうと思いました。

読んでいて、主人公の柊一もきっと私と同じようにただの「読者」であれば、私と同じ考えを持っていたと思います。

私と同じで柊一は謎については何も解明できなかったですが、別に頭の悪い人だとは思わなかったので。

 

でもやはり、この小説の1番衝撃的な部分はラストシーンでしょう。

犯人が判明し、みんな助かる!ってなってからの柊一の想いが痛いほど分かり、私まで苦しくなりました。

好きになってしまった人と死ぬか、夢にまで見た地上に出るか…

正直、私もきっとこの場合だと、地上に出たいという気持ちを優先してしまうと思います。

だって、この“死ぬかもしれない”危機感から正常な精神状態では無くなってい“好き”だという感情。

冷静に考えようとすると、どうしても生きる道を選んだ方が、後の自分も後悔しないのではと考えてしまうはずです。

しかも、相手既婚者ですしね。

状況が状況なので、何が正解なんて分からないですが、何を選んでも後悔する選択しかないというのかしんどいな…と思いながら読みました。

 

まぁ、麻衣が賢いなって言う感想が読み終えた後は頭の中を占拠しましたが。

 

「賢い」だけでは片付けられないですね。

人を殺そうとする決断力や、生き残ることが出来るのは1人か2人とすぐに理解した力も凄いです。

だからといって、どうせ死んでしまうのだし殺してもいいとなる思考回路はかなり怖いと思いました。

普通に犯罪者の思考回路です。

親しかったはずの友だちがいずれ死ぬからって、自分の手で殺せるものなのでしょうか。

しかも、殺したあと普通の顔をして、みんなと話しているんです。

きっと地下シェルターに閉じ込められていなくても、この子はいずれ犯罪を犯していたと思います。

バレなきゃ何をやってもいいと、思ってること自体が異常なのですから。

 

でも、こんなにもミステリーがしっかりしているのに、この限界の状況で恋愛が生まれるところもなんだか人間味を感じてしまい、この恋愛感情のスパイスがよりこの小説を面白くしているのだと感じました。

柊一と麻衣が互いに抱いてしまう感情も、仕方がないことなのかも…と、2人とは関係の無い自分までも考え込んでしまいました。

 

あと個人的に、最初に殺された裕哉がなんだかキャラクターとして好きでした。

こんな状況に陥ってしまった原因にある裕哉ですが、責任を感じている立ち回り方や、昨日まで別荘を貸しているのにここまで気を使って、そのあと殺されるところも不憫です。

正直、最初読み出した時は裕哉が犯人扱いされて、犯人は別にいる展開になると予想してたんですよね。

ミステリー小説は謎は解けないんですけど、犯人っぽいなと思う人を考えながら読むのが好きなんです。

ちなみに、柊一と麻衣がキスしたあたりで麻衣怪しいなと思ってました(笑)

ただ、女の人が男の首を絞めたり、首を切断したりできるのか?と思い、確定しきれていなかったですが😅

こういうところもミステリー小説のおもしろいところですね。

次に読む小説ではもっと早めに目星をつけたいと思います。

 

とりあえず、1冊目の読書感想文としてはこんな感じでしょうか?

会社からの帰りの電車の中でこの感想文を書いているのですが、書くのに夢中で30分くらい反対方向の電車に乗っていて、危うく家に帰られないところでした😂

大阪府から脱出してましたからね。

イヤホンしてなかったから気づきました。

イヤホンしてたら、たぶん帰れず野宿してましたねこれは。

夢中になるのは危ないです。

 

この小説もかなり夢中になってしまい、通勤途中に私は読んでいたので乗り過ごすことも多かったです。

通勤途中に読む方は早めの電車に乗るようにしてください!

乗り過ごしても、お仕事に間に合えば何も悪いことはありませんからね😉

 

ブログだからってこんなに長く書いても大丈夫なのだろうかと心配ですが、とりあえずこんな感じで初めの1冊は締めようと思います。

こんな拙い読書感想文をここまで読んで下さり、ありがとうございました!

ぜひ語りたいので、このブログでもInstagramでも気軽にコメントしてください☺️

返信は絶対しますのでお気軽に!

私の文章力についての文句は受け付けませんので、そこはあしからず🙂

 

本当にとっても面白かったです!!

次の本も読み始めてますが、次の本も素敵です…

読み終えたら、また読書感想文を綴りたいと思います🐛

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!!


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